夏の花と言ってまず思い浮かぶのは、
ひまわりの人が多いと思います。
しかし、ひとえに夏と言っても、
実は開花時期はあまり知られていません。
そこで、ひまわりの開花時期や、
また地域差による変化、
その他気象による開花時期の変化をまとめてみました!
目次
ひまわりはどんな花?
ひまわりは北アメリカ原産のキク科の一年草です。
花は大きく、花弁は黄色からオレンジ色の舌状花で、
中心部は黄色または黒色あるいは茶褐色をしています。
ひまわりの英名は「Sun flower」といい、
これは「太陽の花」を指します。
太陽の方向を向いて花を咲かせる
と聞くことがあるかもしれませんが、
これは生育最盛期のみの行動で、成長が進むにつれ、
東を向いたままであることも珍しくありません。
花言葉には
「あこがれ・熱愛・あなたを見つめる・愛慕・光輝・敬慕・情熱・輝き」
等、ひまわりの凛としたその姿を思わせるものが多いです。
詳細なひまわりの花言葉は、
こちらの記事で紹介しています。
ひまわりの開花時期っていつなの?
ひまわりの開花は主に7月~9月とされています。
しかし、種を蒔くタイミングによってこれは大きく異なります。
いつでも蒔いていいというわけではなく、
適した気温などがある為、
開花時期に地域差が出てくるということです。
ひまわりの開花の条件は?
ひまわりは一年草のため、植え替えの必要もなく、
ガーデニングなどでは初心者に優しい花と言えます。
しかし、夏の花特有ともいえる条件もあり、
商業用として育てるには、少々手間がかかるようです。
ひまわりの開花は難しい?
種まきは4月~6月にかけて蒔くことが多いです。
早く蒔いた方が株が大きくなり、花も大きくなる傾向にあります。
7月以降に種まきをしてもいいか?は、
下記記事を読んでみてください。
⇒ ひまわりの種まき方法!時期は7月でいい?種まきの間隔は?
ひまわりは夏の花なだけあって、高温長日が開花の条件と言えるでしょう。
どちらかといえば温度の影響を強く受ける植物であるため、
開花の日取りを決めて調整することが難しい花です。
その為、各地で開催されるひまわり畑のイベントでも
蕾が多く、あまり開花していなかったということも少なくありません。
天候不順の続き、1週間程度種を蒔くのを遅らせたことで、
開花の予定日より、実際の開花が何週間も遅れてしまうこともしばしば。
太陽の花という通り、気温や天候が大きく左右するようです。
ひまわりと太陽の関係については、
下記で詳しく紹介しています。
⇒ ひまわりは太陽を向くのは本当?実際の向きとその理由とは?
8月の「季節の花」ひまわり・見頃は?
ひまわりは夏の、それも8月の季節の花として知られており、
俳句でも夏の季語として広く慕われています。
季節の花というだけあって、
ひまわりの見頃は7月中旬~8月中旬で、
8月の下旬には各地とも最盛期を迎えます。
ひまわりは、早いと6月下旬、遅いと10月下旬まで開花が続く為、
鑑賞する際は、見逃さずにいたいですね。
開花時期は地域によって異なる?
日本は南から北にかけて、気温の差が大きい国です。
その為、ひとえに開花時期といっても、
西日本と東日本では若干ですが、異なります。
そこで地域差によってどの程度変わるのか見てみましょう。
西日本のひまわり
まず、ひまわりの種を蒔くのに適している気温は約25℃程度なので、
暖かい地方では4月中に蒔き始めるところもあるでしょう。
ひまわりは発芽に1週間程度、発芽から開花まで2か月前後かかります。
その為、4月上旬の種まきであれば、7月までには開花します。
また、沖縄では真冬にひまわりのお祭りが開催される場所があります。
沖縄県中頭郡北中城村
というところです
2017年には1月21日~2月5日まで開催されました。
当然ですが、日本で一番早い開花を迎えるひまわりです。
1月でも平均17℃で、暖かい日には20℃超えることもあるという
沖縄ならではのお祭りと言えるでしょう。
東日本のひまわり
北海道でのひまわりの開花は、各地とあまり変わらず、
7月中旬からになります。
しかし、道北やオホーツク地方だと、
ひまわりはなんと10月上旬まで楽しめるとのこと!
気温の関係上、種まきが遅れることにより、
道内全域では長くひまわりを楽しめることになります。
冬のひまわりは存在する?
先述した沖縄のひまわりとはまた別に、気温が5℃~10℃程度までなら、
温室でなくても、開花するひまわりがあります。
その名も「ヒマワリ・バラード」
耐寒性がある為、枯れることはなく、
気温の低い中育てると、生育がゆっくりな為、
通常のひまわりが開花期間が2週間程度のところを
ヒマワリ・バラードは1か月近く持ちます。
もちろんこれは園芸用の改良品種ですので、自生はしません。
また、冬用として改良されている為、
夏でも生育できますが、育ちの良さから、背丈が出てしまうそう。
しかし、園芸用とのことで、耐寒性の面もあり、
ガーデニングに考えている人にはお勧めです。
まとめ
夏の季花、ひまわり。
夏の花という認識だけでしたが、
実は開花にも様々な条件がありました。
今年も全国各地でひまわり畑が
沢山公開されていくと思います。
是非これを機会に各地のひまわり鑑賞を
されてみてはいかがでしょうか?
ひまわり畑・名所は、下記でまとめてます。